辰子姫の田沢湖について

田沢湖の周囲は約20㎞、面積25.7k㎡、直径6㎞、ほぼ円形の形をし、水深は423.4mで日本で第1位、世界で第17位の深さを誇っています。田沢湖の透明度は測定当初は38mと日本第2位でしたが昭和初期に酸性が強い玉川を流入させた事で急速に水質が悪化し、田沢湖の固有種であった国鱒を初め全ての魚介類は全滅しました。事態を重くみた政府は1972年から中性化政策を始め、玉川ダム建設など多くの試みがなされ、現在ではウグイなど生息可能になりましたが完全には回復とまでは至っていません。透明度は当時よりは落ちてはいますが、御座石から覗き込むと吸い込まれそうに感じで、湖面の独特の青色は神秘性をさらに高めてくれます。田沢湖は四方を山に囲まれている為、大きな集落は存在していませし、大きな観光開発もあまりされていない為、景観を極端に壊す建物も少ないところも田沢湖の魅力の1つではないでしょうか。風景が好きな人には好感がもてると思います。

近年では絶滅したクニ鱒の話題でここを訪れる人も少なくないと言われています。